2026/03/30 11:30
現地時間2026年3月28日、米ミネソタ州セントポールで開催された"ノー・キングス"(王はいらない)集会の中心イベントにブルース・スプリングスティーンが出演し、「Streets of Minneapolis」を演奏した。
ミネソタ州議会議事堂前に集まった推定20万人超の聴衆を前にスピーチを行ったザ・ボスは、今年1月のリリース以来3度目となるこのプロテスト・アンセムのライブ・パフォーマンスを届けた。
ステージにはミネソタ州のティム・ウォルズ知事が紹介役として登場した。スプリングスティーンは演奏前に時間をかけてスピーチし、トランプ政権による移民摘発作戦“オペレーション・メトロ・サージ”に抵抗したミネソタ州を讃えた。
彼は、「この冬、連邦当局の部隊がミネアポリスの街に死と恐怖をもたらした。だが、奴らは相手を間違えた。ミネアポリスとミネソタの人々の力と連帯は、この国全体への鼓舞となった。皆さんの強さと信念が、ここはまだアメリカだと示してくれた。この反動的な悪夢も、アメリカの都市への侵攻も、決して許されない。皆さんは希望を与えてくれた、勇気を与えてくれた」と群衆に語りかけた。
続けて彼は、この作戦でICE捜査官によって命を奪われたミネアポリスの2人の名前を読み上げた。「レネ・グッド、3人の子を持つ母親、残忍にも殺害された。アレックス・プレッティ、退役軍人病院の看護師、ICEに処刑された。背中を撃たれ、街路に置き去りにされて死んでいった。無法のこの政府が彼らの死を調べようとする配慮すら見せないまま。彼らの勇敢さ、その犠牲、そしてその名前は、決して忘れられることはない」とスプリングスティーンは述べ、聴衆が“ICE out now”(ICEをただちに追い出せ)と繰り返す中、演奏に入った。
「Streets of Minneapolis」は銃撃事件の直後に書き下ろされ録音されたもので、数日のうちにリリースされた。初のライブ演奏は1月30日にミネアポリスのファースト・アベニューで開かれたチャリティ・コンサートで行われ、今週初めにはニューヨークで開催されたデモクラシー・ナウ!30周年記念イベントで2度目のパフォーマンスが披露されていた。3月28日のセントポール公演はその3回目となった。ファースト・アベニューでのショーについて、スプリングスティーンは地元紙ミネソタ・スター・トリビューンに対し、「自分がちょうどいいときにちょうどいい場所にいて、バンドを超えた深く意味のある何かが生まれるという瞬間がある。ミネアポリスは、自分がこれまで演じた中で最も意味深いショーのリストの最上位に来る」と述べている。
【ノー・キングス】集会はトランプ政権に対する全国規模の抗議行動の第3弾で、全50州3,100以上の登録イベントに数百万人が参加した。セントポールのイベントは全国の旗艦として位置づけられ、マギー・ロジャース、ジョーン・バエズ、バーニー・サンダース上院議員、ジェーン・フォンダ、トム・モレロらも出演した。
ダラスでは【ノー・キングス】の行進参加者と反対派の間で衝突が発生した。ホワイトハウスは一連のデモを“トランプ妄執症のセラピー・セッション”と一蹴した。
セントポール出演の数日後、スプリングスティーンはEストリート・バンドとともに【ランド・オブ・ホープ・アンド・ドリームス・ツアー】を開始する。現地時間3月31日にミネアポリスのターゲット・センターを皮切りに始まるこのツアーには、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロが全公演に参加し、5月27日のワシントンD.C.公演で幕を閉じる。
「ツアーは政治的なものになるし、今この国で起きていることに深く関わる内容になるだろう。ミネアポリスとセントポールから始めたかった、そしてワシントンで終えたかった」とスプリングスティーンはスター・トリビューンに語った。ツアーの発表に際し彼は、ファンが、“暗く、不穏で、危険な時代”を生きていると記しつつ、“援軍はやって来る”と宣言した。
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